ヨガについて
ヨガとは
ヨガは、インド発祥の心身制御のテクニック、あるいは修行法のことをいい、姿勢(アーサナ)や呼吸法のみを重視する健康ヨガ的なものや、瞑想による精神統一を重視するものなど、様々な意味を持っています。
健康法としてのヨガ
健康法として流行となったヨガは、昭和の時代に伝播し始め、2004年頃から健康ヨガは再びブームとなり、ダイエット方法の1つとしてテレビで紹介されたり、CMで使用されることが増えました。
また、フィットネスクラブなどでは、エアロビクスと同じようなスタジオプログラムの1つとして行なわれています。
この流行はインドから直接入ってきたものではなく、アメリカ、特にニューヨークやハリウッドでの流行からの影響と考えられており、近年では同流行がインドへ逆輸入されるという現象が起きています。
ヨガの種類
伝統的ヨガ
アシュタンガ・ヨガ
現在のパワーヨガの源流ともなっているヨガで、呼吸と共にアーサナを行います。
ハタ・ヨガ
「ハ」は太陽、「タ」は月を意味し、「ハタ」で「力の」という意味があるとされています。
アーサナ(姿勢)、プラーナーヤーマ(呼吸法)、ムドラー(印・手印や象徴的な体位)、クリヤー(浄化法)、バンダー(制御・締め付け)などの肉体的操作により、深い瞑想の条件となる強健で清浄な心身を作り出すヨガです。
また、スポーツのストレッチなどは、このヨガのアーサナ(姿勢)に由来しているようです。
ラージャ・ヨガ
「ラージャ」は「王の」という意味で、神を悟るための本格的なヨガです。1.ヤマ(禁戒)2.ニヤマ(勧戒)3.アーサナ(座法)4.プラーナーヤーマ(調気)5.プラティヤーハーラ(制感)6.ダーラナー(凝念)7.ディヤーナ(静慮)8.サマーディ(三昧)の8つの段階からなっているので、ラージャ・ヨガをアシュタンガ(アシュ:8つ、アンガ:枝、部門)・ヨガともいいます。
カルマ・ヨガ
日常生活を修行の場ととらえ、善行に励みカルマの浄化を図るヨガです。
見返りを要求しない無私の奉仕精神をもって行います。
バクティ・ヨガ
神への純粋な信愛を培い、グルを神の化身とみなし、全てを神の愛と見て生きるヨガです。
ギャーナ・ヨガ
高度な論理的熟考分析により、真我を悟るヨガです。一般的に難易度の高いヨガと考えられていますがが、うまく実践可能であれば最も高度なヨガとなるとの意見もあるようです。
マントラ・ヨガ
マントラを使うヨガです。ガヤトリーマントラなどを用います。
ジャパ・ヨガ
マントラ(特に、神の名)を繰り返し唱えるヨガです。
クンダリニー・ヨガ
ムーラーダーラに眠るというクンダリニーを覚醒させ、身体中の気道やチャクラを活性化させ、悟りを目指すヨガです。
クリヤー・ヨガ
ヨガ・スートラで説かれるラージャ・ヨガの第二段階「ニヤマ」のうち、苦行、読誦、自在神への祈念の三つをクリヤー・ヨガといいます。
近年のヨガ
伝統的なハタ・ヨガにフィットネス等の要素を取り入れ改良を加えたものが、現代人に人気である。
パワー・ヨガ
アシュタンガ・ヨガをベースにしたヨガで、アーサナを通して肉体に負荷をかけることにより脂肪を燃焼させ、美しい肉体を作ることを目的として主にアメリカで開発されました。
伝統的ハタ・ヨガが、一つのポーズをとったまま一定時間静止した上で次のポーズに移行するのに比べ、アシュタンガ・ヨガをベースにしたパワー・ヨガは、各種ポーズをストレッチのように一連の流れの中で行うのが特徴です。また、アシュタンガ・ヨガに比べ、一つのポーズの静止時間は長く、この点では伝統的なハタ・ヨガの要素も取り入れられています。
もっとも、その目的はハタ・ヨガとは異なり、アイソメトリックな運動によるフィットネスが主な目的です。
過度な負荷は乳酸を増加させるだけでなく、腰痛、関節痛などを引き起こすことが指摘されていることから実習には注意が必要となります。肉体的に健康な若者に人気があります。
ハリウッドスターを中心に一大ブームとなり先進諸国に広がったことから「ハリウッド・ヨガ」とも呼ばれています。
マタニティ・ヨガ
妊産婦向けのヨガで、ヨガの体操や呼吸法を通して一体感を味わえることが、命の尊さを再認識し、出産後の子育てが意欲的に取り組めるようになります。
呼吸と共に行うヨガの体操は妊婦の心の状態を安定させる効果や、分娩時の痛みのコントロールにもつながります。
ホット・ヨガ
高温多湿な空間でアイソメトリックな運動を中心に行うヨガです。
発汗を促すことが期待でき人気を集めているが、自律神経失調状態となり、脱水症状を引き起こすなど、継続することは体調を著しく悪化させるという問題も数多く指摘されています。
阿字観・ヨガ
真言宗の伝統的な瞑想法、阿字観にハタ・ヨガのアーサナを取り入れたものです。
真言宗の布教方法として確立しています。






